『ART JOURNAL 前編』

アートの日常補給宣言。

自分自身の感覚でアートを理解し、選び、満足する。

自由で楽しいアートプロジェクトが始動!

 

roomsアートプロジェクトのパートナーでもあるNY在住のアートエージェント、山谷周平 によるJOURNAL前編をお届けします。

山谷周平

hpf CHRISTOPHER Inc.代表取締役

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「アートコレクションを始めた切っ掛け」

90年代の初め、美大の写真学科に在籍していた頃、多くの生徒からポートフォーリオ作りを頼まれました。

その当時、デジタルカメラは今ほど普及してなく、仕事探しやギャラリー周りに必要なポートフォリオ作りは、暗室でフイルムを現像しプリントするのが当たり前でした。

しかし、1つのポートフォリオ作りに、少なくても15作品は必要であり、作品を撮影し、暗室でプリントをする作業は大変でした。

特に美大では苦学生が多いため、自分の作品を譲る代わりに協力してほしいと云う学生が沢山いました。

他人が制作したペインティングや彫刻を撮っても、自分の作品にはならないため、バイト感覚で始めた仕事でしたが、私のアートコレクションの始まりは「物々交換」からのスタートでした。

みんな若く、決して有名なアーティストではありませんが、「物々交換」の対象として、オリジナリティーが高く、アイディアが面白い作品に惹かれました。

アートスクールで何年も勉強すれば、否が応でも模写や造形力が優れてきます、しかし、今もそうですが、自分が惹かれる作品は表面的な素晴らしさよりは、何かドキドキ感があり、脳みそを掴んでくれるような、自分の潜在能力の一部を引き出してくれるような作品に引き寄せられます。

私にとってアートコレクションとは「クリエーション」の蓄積なのです。そして、日々生活する上で必要なモノとなり、快適に過ごす1つの必需品でもあります。

モノでもいろいろな言葉を持ち、時間とともに異なった側面が見えてきます。

私にとって「クリエーション」を感じながら生きることは大切です。

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Painting: ピーター・オフェイム

ピーター・オフェイム

一見、子供向けのカラフルで可愛いキャラクターに見えますが、現実には存在しない、不思議で独特なファンタージーを感じます。

生き物たちはそれぞれ名前が付けられ、今まで自分では想像したこともない、彼オリジナルのおとぎ話を創っています。ペインティングを始める前に粘土で彫刻を作り、平面であるペインティングの中で立体的な視覚に拘っているアーティストです。

篠原有司男

前衛の道を60年間爆走してきた、私にとってはスーパースターです。そして、アートに対する私自身の概念をより鮮明にしていただいた人です。

定義や既存に沿ってモノを捉えるのではなく、常に原石を創り続けています。篠原さんの生き方は作品を超越し、その超越した生き方が作品の中に宿ります。

いつも誰よりもエネルギッシュで、こちらは元気をもらいますが、作品の中で切なさや愛しさを感じることもあります。確実に現代アートのパーツを創ってきた人です。

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Painting: 篠原有司男

山谷周平

広島県生まれ、武田高校卒業。

1993年よりNYに在住、Pratt Instituteを卒業後、カメラマンとして活動、Debosses Galleryの運営を経て、2004年hpgrp GALLERY NEW YORK開設に共ないデレクターに就任。

現在、hpf CHRISTOPHER Inc. 代表取締役。

 

https://hpfchristopher.com

https://howpeoplelive.net

 

篠原有司男作品についてのお問い合わせ:

shuhei_yamatani@hpfny.com